結論として、気になるようならしたほうがいいと思います。
本来、建設は実務的・合理的に行う作業ですが、工事の過程において神事と呼ばれる行事がいくつか存在します。例えば地鎮祭、上棟式、神棚の御霊入れ、古井戸の鎮魂式、完成祝い、さらには方位・方角なども配慮することがあります。
このような行事にはそれなりに理由がありました。古来、地面をいじると土地の神様の怒りを買うなどとされ、地鎮祭を行うのが常でした。古井戸の場合は土地の水脈に手を出すことになるのでお祈りをこめて儀式を行うようです。
住む場所も限られ、縁起担ぎなども少なくなった現在でも慣習として行うことがあるのは、こうした見えない力を気にしてのことだと思います。
実際に工事業者も迷信だからと軽々に否定することはありません。
やはり自然の力はおろそかにできないもので、嫌なタイミングで巨大台風が発生することもありますし、大きめの地震が起きることもママあります。ゲリラ豪雨などで水道管が破裂してしまうと工事が止まってしまいます。工事が運に左右されることもあるわけです。
やはり縁起を担ぐのはどの業界でもあるのでしょう。
もちろん決めるのはお客様ですし、工事業者は全力で工事を遂行するのは当然ですね。